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いじめ・不登校などの現像と課題 ~教員セミナー 11月22日の授業から~
今回は凄くディープな講義でした。深すぎて長くなるかも・・・ です。

【第1部 :その子のお庭に遊びにいこう!】

やしまたろうさんが1955年にアメリカで書かれた、日本語バージョンの
「からすたろう」という絵本の朗読から
授業が始まりました。

からすたろう

第一印象 ・・・ 表紙からして、なんか意味深な感じ。


村の学校にあがった初めての日のこと。
教室からひとり男の子がいなくなりました。
その子は教室に入らず縁の下にいましたが
だれもこの子を知りませんでした。
その子はとても小さくかったので「チビ」とよばれるようになりました。

先生をこわがって、 
なにもおぼえることもできなかったチビ。
友達もいなくて誰からも相手にされません。

休み時間もひとり。
いつもクラスのしっぽにくっついてました。

誰からも相手にされないチビは
そのうち、チビはやぶにらみをするようになりました。
そうすれば見たくないものは見なくてすむ。
そして退屈しないで楽しむやり方を次々と見つけ出します。

チビには特殊な素質がありました。
普通の人には驚くほど単調と思えるようなことでも
ちびには奥深く感じることができるため、
天井の格子柄の模様も
友達の着物の肩のつぎはぎも。
窓から見える景色も。
雨の日にはびっくりするほどのものを見せてくれる。
そんなふうに感じていました。

また、みんなが嫌う虫達や植物には非常に興味があり
熱心に観察をしていました。
そしていろいろな音に耳を傾けることが好きでした。

上級生からも下級生からも「うすのろ」「とんま」と呼ばれましたが
なんと呼ばれようとも
雨が降る日も、嵐の日も
来る日も来る日もちびはとぼとぼと学校にやってきました。


そうして 5年の月日が流れました。


6年生にあがり、いそべ先生という
親しみを感じられる先生がきました・・・。


朗読はいったんそこで打ち切られました。
そして、
その後、あなたがいそべ先生だったら どう接するか?ということをテーマに

①まず個人の意見として付箋にダーっと書く。
②3~4人一組の班でみんなの書いた付箋を持ちより、
 項目にまとめてダーッと貼る。
③その後、ポストカラーのペンで、ダーっとまとめを書き出す。


というワークをしました。

私達の班はこのようになりました。

からすたろう班発表

似たようなコメントを集め、ゾーンを4つに分けました。

①きっかけづくり ゾーン
とりあえず(先生側から)話しかける。
とにかく一番気をつけてあげる。
興味のあることに話をふってあげる。

②先生との関わり ゾーン

一緒に仕事をする
一緒に先生の手伝いをしてもらう。

③共感する ゾーン
チビの得意分野に共感してあげる。
チビの思いを聴いてあげる。

④居場所 ゾーン
チビの居場所をつくってあげる。
ゲームやアクティビティを通して、安心できる場をつくる。
みんなにチビを理解してあげるように話をするなど

⑤最終目標 ゾーン
チビが自分から輪の中にはいっていけるような
安心の場になること。

他の班の発表では、
「○○博士」をみんなに名づける。チビは虫が好きなので虫博士!
チビの住んでいる環境を理解するために親に会いにいく。
地域に受け入れてもらえるような働きかけ・・・などなど、
みなさん、きれいにまとめられてて、
おぉ~すげぇっ! というような意見ばかりでした。

そして後半の部分の朗読。(省かせていただきました)

・・・・・。「深いなぁ」 と涙を拭き拭きつぶやいてしまいました。

この「からすたろう(Crow Boy)」をかかれた、やしまたろうさん、
実はこの本はアメリカで書かれたそうです。
やしまさんは戦時中に奥様と特高につかまり拷問にあい、
その後アメリカへ移られました。
(そのへんの事情は「あたらしい太陽」に書かれてるとのこと。
読みたいもんです。)
アメリカにいるとき、幼少時代に育った鹿児島を思い出し
(今から70~80年前の日本ですね)
この「からすたろう(Crow Boy)」をかかれ、
*コルデコット賞次席(1956年)
*米国児童教育連盟最高賞(1955年)
*米国版画協会顕著進歩賞(1954-55年)
を受賞し、やがて日本版が出版され、
*絵本にっぽん賞特別賞(1979年)を受賞されたそうです。

実は今日、近所の図書館で、日本バージョンとアメリカバージョン、
早速借りて読みました!

Crow Boy

表紙の銀の丸いシールには
コルデコット賞受賞とあり、

日本語版/アメリカ版両方に
「この絵本を 磯長武雄、上田三芳の恩師にささげる」
と書いてあります。 

この「からすたろう」のいそべ先生のモデルになった先生だそうです。

この物語にはとても深いルーツがあることを
この授業のあと知ったので、まだまだ個人的に調べたいと思います。

さて、話にもどりますが、
その後の個人発表の中で、

*この「からすの鳴き声」の発表会をするにあたっては、
ここまでくるには、いそべ先生とチビとの相当の信頼関係があっただろう
*6年間休まずにきた。どんな思いできたか。
*共感することの大切さ。いそべ先生は一緒に帰ったんだろうな
*チビのあるがままを大事にした、素晴らしいいそべ先生


など様々な意見が出ました。

その子自身に踏み込んで一緒に考えてみること。
先生がその子のことをどう理解するのか。
でも、無理に仲良くさせようとしない。
それは表面的なものでしかならないから。
自然に繋がるようにその子の得意分野に目を向けていれてあげる。
先生自身がその子自身をよくみてあげる。

「その子のお庭に遊びにいこう!」

まさにそんな言葉がピタリとあてはまります。


先生からのメッセージ、しかと受け止めました!


【第2部 : 立ち位置を間違えない】

「からすたろう」を通して、学んだことを踏まえ・・・

1.光のあたっている子
2.暗いところにいる子


さて、立ち位置はどっちだ!? という話。


1.光の当たっている子 (良さのよく見える子)
↑↑ よく見える↑↑↑ ↓↓ あまり見えない↓↓
2.暗いところにいる子  (良さのみえにくい子 ☜ 立ち位置はココ!

良さの見えにくい子に焦点をあてて、集団の中心に自然にもってくる。

↑  
↑成
↑育 (どう生きてきたか?)
↑歴

 
→→→→→→→→
その子から知ること
(家族・友人・地域)


いそべ先生もチビと一緒に帰らなければ気づかなかったし
感動しなかった。
逆に言い換えると、
先生が感動できたから、きっとみんなも感動できると思ったから
「からすの鳴き声」という大勝負に出たのかも。

どんな状況もプラスに変えていくことで
そこに光があたる。
先生がしっかりとそれを理解しておくこと。
まず先生がその子をしっかりとあるがままを受け入れて
理解をしておくこと。


私達、セミナーのみんななら
きっとできる!と思いました。
だって、社会人やいろんな経験を積んで
この今があるから。
きっと経験が自身を強くしなやかにしているはず。
そして、この1年がもっと自身を強くさせているはず。
たぶんそうだと信じています。

「Yes, We Can!」

実は後半まだありますが、後日UPします。
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教員セミナー |コメント:2 | トラックバック(-)| 2008/11/24(月) 00:10:53
コメント
ありがとうございます。この日、授業に遅れてしまったので、大変興味深く拝見しました。お忙しいのに、本当にこういう風にしていただけると、助かります。『からすたろう』私も、図書館で借りてみます!!諸事情により、しばらくパソコン使えないのですが、後半、楽しみにしていますね♪
2008/12/12(金) 00:22:16 | URL | グルミット #-[ 編集]
・・・グルミットさん・・・
見ていただいてありがとう!なのにコメまで頂いてありがとうございます!!
「からすたろう」のお話、最初は全て書いたんですが、
著作権の問題もあるので、途中までで修正しなおしたんです。
図書館でぜひ借りて読んでみてくださいね。
めっちゃ深いです・・・。
2008/12/13(土) 01:10:22 | URL | yukari #-[ 編集]
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